Saturday, September 23, 2006

廊下で寝た


 東京近郊に4年も住んでいたというのに、新宿2丁目に行ったのは一回きり、しかもどの店にも入らずに道を素通りしただけでした。もともと「新宿2丁目」という言葉に(ゲイの街と言われていても)特別の執着や興味はなかったし、場末な雰囲気だし、そこで遊んでいる人達とは相容れないだろうと思っていたので。でも久しぶりに東京に遊びに来たので、観光客気分でゲイ友1人、女友達2人で行ってきました。

 2丁目に10メートルくらいの長さのリムジンがあって、「え!?芸能人?」とか思って少しものめずらしさくて待ち伏せていたら、スーツを着た小人みたいな、ちっちゃい男の人が女の人を2,3人連れて車に入っていきました。闇の世界の人かなぁ?

 その後、お目当てのクラブで凄い人の中もみくちゃにされながらダンシング。一緒にいた女友達が面白い動きのダンスをしていて、隣のお兄ちゃんがそのダンスを真似してた。僕も真似した。結構盛り上がりました。

 クラブ後、終電も無くなりもう帰れないので(この点はタイと違って不便)この街にある、ゲイのみが泊まれる宿泊施設「24会館」というところへ行って夜を明かすことに。ここは普通に個室とかで寝て泊まることも出来るんですが、一泊1万円くらいするので、大部屋にみんな一緒になって寝るスペースが安く、そこで寝る事に。入館料2600円を払って、お風呂に入って、おしりをチョロっと若い兄ちゃんに触られてビックリしつつ、もう眠かったので寝床を探そうと7階建ての建物を上へ下へとうろちょろしていたんですが、土曜日の深夜ということもあり、いっぱい人がすでに寝ていてもう寝るところがなく、かといってあんまりうろちょろしてると精力バリバリっぽいオッちゃんとか、タイプじゃない兄ちゃんに抱きつかれたり触られたりするので、困り果てたあげく廊下で寝る事に。人生初めての、廊下で就寝。友達とちっちゃい即席マットレスに団子になるようにして。26になって何してるんだろ、僕。しかも廊下が明るくてなかなか寝れないけど、がんばってなんとか寝ようとしてるときに痴漢してくるヤツがいて超迷惑。よそでやれっ!

 朝10時くらいにそこを出て、少し寝不足のままに帰宅しました。2丁目を満喫したとは言えないけど、廊下で寝たのは貴重な経験です。廊下で床を共にした友達とはもう、一生の友ですな。

Thursday, September 21, 2006

彼の様子

 昨日はクーデターのせいでトンローにある家から一歩も出られなかった彼。今日の朝電話をしてきて大丈夫とのこと。過激なクーデターではないのでそんなに彼の身は心配してませんでしたが、やっぱりこんなときに近くにいてやれないと不安がるだろうな、とちょっと気の毒な気がします。今日はちゃんと仕事に行けるそうです。

 今回の政変は、民主主義国家だと宣言している以上、やはり軍が出てくるのはまずかった。世界に「タイは未だ発展途上国」というのを見せ付けてしまった感じで、世界のタイに対する評価が国それぞれ程度はあるでしょうが、下がった感じを受けます。国民の大半は今回のクーデターに賛成しているらしいが、それはタクシン首相に対する不満と、国王が後ろ盾になっているためだと思います。本来どんな形であれ、力で政治を押さえつけ、変える手法はあってはならないことだと思います。国民もその事を留意して行動すべきだと思います。インフラの面でどんどん便利になり、外見だけが発展していっても、その土台となる政治、ましてや政治家が国民ひいては国の利益につながることをしていかなければ、この国はまだまだ進んで行けないでしょうね。

Wednesday, September 20, 2006

クーデターが起こった!

 もうみなさんご存知のように、昨日タイで反タクシン派の軍と国家警察幹部によるクーデターが発生しました。ソンティ陸軍司令官主導の下、タクシン政権の罷免と憲法停止を要求しているそうで既に上下両院、内閣、憲法裁判所も解散したことを発表したみたいです。僕は今日本に一時帰国中なのですが、朝起きたら母親に「タイでクーデター起こってるで」と言われて知りました。日本でも新聞の一面、テレビではトップニュースとして扱われています。日本の株価も、米国株安に加え、このクーデターが心理的に不安を与えて、全面株安になっています。反対派がテレビ局を占拠して国王陛下を賞賛する番組を流しているそうです。タクシン首相は今国連総会出席のためニューヨークにいるそうなんですが、予定されていたスピーチをキャンセルして帰国の途につく予定だそうです。

 タクシン首相の退任表明後のあやふやな対応が、一部反対派のしびれを切らした格好です。タクシン首相はこれで11月の選挙での返り咲きは事実上不可能になりましたね。今回のクーデターは軍による政権掌握が最終的な目的じゃなく、できるだけ早く国民に権力を返還する方針に加え、今のところ無血クーデターなので少し安心ですが、今後政局がどう傾くか。いつも最後は国王が良いご判断をされ、国民がそれに従う格好なので、国王が早く事態の収拾にあたられることを望みます。

Friday, September 15, 2006

香港国際空港にて迷走


 日本一時帰国のため、キャセイパシフィック航空を使って、香港で乗換えをしました。香港に降り立った後、本当はすぐに乗換えをして出発だったはずなんですが、飛行機から出るとグランドホステスさんが「関西乗り継ぎの人~」と呼び招いていて、連れて行かれた先がキャセイの受付。「申し訳ございません~予定の便はキャンセルになりました。16時20分発の便までお待ちください。」と言われ、チケットを早速発行しなおされました。その時、時間は13時前。3時間も待つんかよ~と思いつつも仕方がないのでATMで香港ドルをおろし、昼飯を食べてからうろちょろしてました。タイ航空のエリート会員しか入れないエグゼクティブルームに僕は当然入れないのですが、そこの近くの外にベンチがあり、自分のノートパソコンを開いてみるとWireless LANの電波が届いていたので、しばしネットと数独にはまってました。

 そして搭乗時間になる16時まえにゲート前まで行くと、出発待ちの人たちでいっぱいでした。「あれ?もう搭乗時間5分くらい過ぎてるのに、まだ乗れないの?」と不思議に思い、10分20分待っても乗客が搭乗する気配がない。周りの人たち(ほとんど日本人)もイライラしてるみたい。「もう出発時間とうに過ぎてるよ!」と心の中で叫んでいたら、アナウンスが流れ、「大雨の影響と整備不良のため、出発時間を17時30分とします。」どういうこっちゃ。。。(怒!)。。。というわけで時間つぶしにスタバに行ったり、免税店冷やかしに行ったりしました。

 次こそ出発だなっと当然の様に思い、嬉々とゲートに行って待ってると、また搭乗時間を過ぎても乗客が呼ばれる気配がない。「あ~早くして~や~」と思いながら、出発時間の電光掲示板を何気なしに眺めてたら、出発時間が急に「19時00分」と書き換わった!「ゲゲッ!!」乗客はあまり怒りを表に出さなかったけど、かなりイライラきてる様子。そんな気持ちをクルーが察知してか、食堂での夕食を75香港ドルまで無料で提供しますと、気休めのサービスで取り繕っていました。でも食べなきゃ損なので、みんなの後ろを付いて行って、変な豚丼と変な鶏の軟骨を食べました。

 結局飛行機は予定の19時ではなく、19時40分頃飛び立ちました。日本に着いても、深夜なので帰る足がない。。。飛行機の中でのフライトアテンダントの接客もあまりよろしくなく、枕と毛布が欲しいと言ったら「もうありません」と言われる始末。普通全員分用意してないの?(いかんいかん、イライラしとる。)

 やっと大阪に着いたのは日付が変わった深夜12時半。もう電車もバスも終わっているので、キャセイが無料バスで主要駅まで走らせ、そこから足がない人は1万円を上限としてタクシー代をキャセイが負担してくれることになりました。でも僕の場合は最寄のバスが止まる駅(なんば)まで行くと家(堺市)に着くのが遅くなるので、キャセイの人に了解を得て、関空から家までタクシーで帰ることにしました。(関空から走るタクシーって、大阪市内のタクシーの様に5000円以上走った分は半額にならないんですね。)家まで着いたらタクシー代が1万5000円(!)1万円までは会社が負担してくれるけど、後の5000円も返して欲しい。。。

 とにかく疲れまくった日本帰国の初日でした。

Wednesday, September 13, 2006

写真屋のおんな

 なんか美川憲一の昔のシングルのタイトルみたいな題名になってしまった。。。というのは置いといて、今日、リエントリーパーミット用の証明写真をプリントしにカルフールに入っている写真屋に行きました。写真は、日本から持ってきたCD-Rの中に入っているのでそれを持って行って店員に「ビザ用に証明写真が欲しいから、このCD-Rに入っているデータを6*4のサイズでプリントアウトして欲しい」と彼にタイ語で言ってもらいました。プリント代は3枚で12バーツ(約36円)。

 しばらく待っていると、店員が写真を入れるための透明な袋を持って、写真がプリントアウトされるのを待ってたんですが、その透明な袋が証明写真を入れるには妙に大きすぎておかしいなと思った矢先、出てきた写真が普通のL版くらいのサイズでビックリ!おぉい違うよ!って突っ込みを入れたら、店員は彼の言った事をあまり理解しておらず、普通に普通のサイズでプリントアウトしおった。証明写真と言ったのに、なぜ!?

 突っ込みを入れたら、謝ることもせず(別に謝って欲しい訳じゃないけど)、奥から彼女よりも詳しそうな店員を呼んできて、サンプル写真を見せてもらいながら、あーだこーだと説明したらやっと理解してもらえたらしく、お目当てのサイズがプリンターから出てきました。追加料金8バーツ(約24円)。でも普通、最初に間違えた写真って、店員の理解不足で失敗したんだから、お金を払わなくても良かったんですけどね。(まぁ安かったのでそこは突っ込まなかったけど。。。)

Monday, September 11, 2006

弟のおつかい

 まもなく日本一時帰国が控えているてっとですが、弟にメールでパソコンのソフトウェアの海賊版を買ってきて欲しいと頼まれていたので、今日バンコクの秋葉原「パンティッププラザ」に行ってきました。

 弟が欲しがっているソフトは、実際に買うと50万円もするグラフィックソフト(Thing3という、僕は聞いた事ないソフト)らしく、会社の同僚かなんだかにタイで安く手に入ると聞いて、僕にお使い命令が下りました。うちでは弟の鶴の一声で全てが決まると言ってほど権力があるので、買って帰らないわけにはいきません。

 実際、マイナーなソフトなのかどうなのかも分からなかったので、とりあえず目に入ったコピーソフト屋で目当てのソフトがあるか聞いてみると、いやはや簡単に見つかりました。値段150バーツ(約450円)也。安!!安すぎ!安めぐみ!

 そのソフトをCD-Rにコピーしている間に店の中を色々見物してたんですが、欲しいソフトが見つからないってことはないほどの品揃えで、僕の欲しい音楽ソフトLogicとかPhotoshop2006とかも海賊版がありました(英語版だけど)。こんな堂々とコピーソフトが売られていても取り締まられたりしないのかしらん??(買う方からすれば海賊版が売られている事は、ありがたいことなんですが)。コピーが蔓延してるのは、やっぱりダメだ、うん。

Sunday, September 10, 2006

ほんわか

 今週2回目のカラオケ。金使い過ぎ、、、だけど今日は月末に日本に帰ってしまう友達のリクエストなので行ってきました。

 ビッグエコー、なんか値上がりしている。朝3時間コースが、50バーツだけだけど。話によるとあまりタイでは儲かっていないので撤退するとかどうとか。ビッグエコーに撤退されたら、僕の知ってる、日本人が気軽に日本の曲を歌えるカラオケボックスは、メジャーカラオケしかなくなってしまいます。ビッグエコーより安いけど、最新曲が最新じゃない。。。

 カラオケのあとはエンポリアムの高いほうのフードコートでケーキを食べて、フィットネスでヨガをして帰りました。なんかほんわかした一日。

Friday, September 08, 2006

彼と喧嘩(修羅場編)

 昨日、彼は仕事で帰りが深夜になるとか言ったので、先に気持ちよく寝ていたら彼が帰って来て「大事な話がある」と急にゆり起こされました。多少びっくりして「何?」って聞いたら突然、「浮気が相手いるの?」って。もちろんやましいことはしていないので、なんでそういうのか理由を聞いたら、「今週は他の友達と遊びに行って、てっとがどこで何してるか分からない」んだそう。日本人の友達とカラオケに行った日は前日に「学校が終わってから友達と遊びに行って、夕方には帰るよ」って言っておいて、実際にも帰ったのは夕方5時半くらいだったし、昨日は彼が夜中まで仕事って分かっていたので、ジムに行って、友達とお茶していたくらいです。普段、僕は彼には気を使って(というか彼氏として)、突拍子もなく友達と会ったり、彼の都合を考えずに自分だけ遊びに行ったりすることはしていないし、疑われる様な事はしないと心がけているのに、まだ何かを疑っているみたいです。けれど「浮気相手がいるって疑ってるの?」って聞いても「疑っていない」の一点張り。彼が一方的に感情的になって、ベッドシーツをめちゃくちゃ強く掴んで頭をベッドに何回も打ち付けてました。僕の携帯のSMSメッセージを勝手に見ているのに、疑っていないわけはない。

 前もって彼に、友達と会うと言っていても、彼が用事のある時に僕が予定を後から入れてもそんな風に言われるのなら、余計に友達に会えなくなってしまいますよね。。。彼の言う事には「もっと誰々と会って、どこそこに行って、その後は何をして、何時に帰る。と、より詳細を伝えてくれないと心配」だそうで。僕はそんなに自分から自分の事を進んで言うタイプじゃないので、何でも話してくれる彼からしたら不十分なんだろう。でも、愛してるんなら僕の性格も理解して欲しい。これは僕のエゴなのか?

 あと「一緒にいる時間が不十分」とも言われました。「一緒の部屋に居ても、てっとは宿題とかインターネットとかに興味があるばっかりで、僕との時間を作ってくれない」と。けど僕は一緒の部屋に居て、たとえ違う事をやっていても、それは一緒に時間を過ごしていることになると思うし、たまに彼を気遣って話しかけたりもしているし、僕なりに一緒に居る時間を作ろうとしているのに、これもなかなか理解してもらえず、ここ6ヶ月たまにこのことで喧嘩します。僕は僕のベストを尽くしているわけではないと思うけれど、僕は彼と違って、あまりベタベタするのは好きじゃないです。これは自分の中で変える事は難しいです。こんなこと彼に言ったら「僕は君のためにいろいろ頑張って自分を変えてきた」ってまた言われそう。。。彼の目には僕は好き勝手やってるように見えるみたいで、「じゃあ明日から、てっとの好きなようにやっていいよ。もう諦めたから」と言われたけど、これじゃあ何かが違います。僕のやってきたことは彼には理解してもらえなかったのが残念です。

 どうやら彼自身の中に「理想の彼氏像」みたいなのがあって、それに僕を沿わせたいみたいな印象を、彼の日頃の行動から感じられます。「恋人はこうあるべき、友達はこうあるべき、家族はこうあるべき」と現実を見ず、自分の好きなスタイルに沿わせたいけどそれが無理だと分かると、強烈に心が荒らされるみたいなところが彼にはあると思います。人間だったら多少、人間関係の理想はあるとおもうけれど、彼はこだわりすぎてる気がします。

 僕と彼の関係、どうなるか二人とも分かりません。今、修羅場です。。。

Thursday, September 07, 2006

カラオケとインドネシア料理

 今週から学校を午前中にかえたんですが、その前まで面識のなかったクラスメイトや他のクラスの人たちも誘って早速遊び回っています。昨日は年齢もバラバラな日本人4人と日本語ペラペラなアメリカ人とでアソークにあるビッグエコーに行って来て、日本語カラオケを歌いました。中森明菜の若い頃(18~20歳くらいの頃)の映像が出ていて、アメリカ人のクラスメイトは「She is hot!!」と言って紙おしぼりに名前をメモっていました。

 そして今日はカラオケのメンツに色んな国籍の人たちが混ざって10人でプルンチットにあるインドネシア料理屋に行きました。行く前はナシゴレンしか思いつかず、タイ料理に似ているだろうと思ってました。味はタイ料理ほどハーブ類は使っていないものの、ココナッツミルクをいっぱい使っていました。牛肉をココナッツミルクとかで煮込んだ「レンダン」とかいう料理がおいしかったです。タイ(バンコク)でも本格的な外国料理が食べれるので、外国料理好きとしてはもっと色んな料理にトライしてみたいです(その前にカネ。。。)

Tuesday, September 05, 2006

タイ初上陸の餃子の王将はニセモノ?

 週刊ベイスポ(フリーペーパー)に「タイ上陸!餃子の王将」とページ1ページ分乗っ取って広告が載っていたので「お!いよいよ来たか、楽しみ♪」と思っていたのですが、ネットのニュースを見ていると、実は日本の本家の餃子の王将が関わっていないらしいです。餃子の王将とは資本提携を結んでいない「コスモフーズ」というタイの会社が店を出すそうです。

 経営陣に、本家の王将の元社員が絡んでいるらしく、味は日本にある王将の味を再現するらしいですけど、うまくいくんでしょうか??去年、上海に王将が上陸するときに、日本の王将でウン10年働いているベテラン調理師が、地元中国人の教育にあたっていましたが、勝手に中国人好みの味付けに中国人のシェフが変えてしまったりして、出したい味をなかなか理解してもらえずに、苦労しているエピソードをテレビで見た事があります。

 本家は、海外での商標登録をしていないのでなかなか強気に出れない様子です。僕の父親は昔、王将で料理を一緒懸命作っていたので、そんな姿を思い出したら、胸がせつなくなります(僕の父はすでに他界)そんな個人的な思い入れもあってか、王将バンコク店には、本家の顔をつぶさないよう、がんばってほしいです。

Saturday, September 02, 2006

9月は楽しみな月

 今月は3週間ほど日本に帰国します。もうそれが超待ち遠しくて、タイにいながらにして日本に思いを馳せています。こんなこと、日本にいた時には思ってもなかったことです。タイに来て5ヶ月あまり、バンコクがイヤとかそんなことじゃないけど、やっぱり日本にいる友達とか会ったり、歩いてて後ろからバイクにクラクション鳴らされない歩道を歩いたりしたいなぁ。まだここタイでも心を通わせるような友達もいませんし。。。でも日本に帰るとタイが恋しくなるんだろうなぁ。。。人間、ないものねだり。

 なんかホームシックエントリーになっちゃいました。スンマソン!