廊下で寝た
東京近郊に4年も住んでいたというのに、新宿2丁目に行ったのは一回きり、しかもどの店にも入らずに道を素通りしただけでした。もともと「新宿2丁目」という言葉に(ゲイの街と言われていても)特別の執着や興味はなかったし、場末な雰囲気だし、そこで遊んでいる人達とは相容れないだろうと思っていたので。でも久しぶりに東京に遊びに来たので、観光客気分でゲイ友1人、女友達2人で行ってきました。
2丁目に10メートルくらいの長さのリムジンがあって、「え!?芸能人?」とか思って少しものめずらしさくて待ち伏せていたら、スーツを着た小人みたいな、ちっちゃい男の人が女の人を2,3人連れて車に入っていきました。闇の世界の人かなぁ?
その後、お目当てのクラブで凄い人の中もみくちゃにされながらダンシング。一緒にいた女友達が面白い動きのダンスをしていて、隣のお兄ちゃんがそのダンスを真似してた。僕も真似した。結構盛り上がりました。
クラブ後、終電も無くなりもう帰れないので(この点はタイと違って不便)この街にある、ゲイのみが泊まれる宿泊施設「24会館」というところへ行って夜を明かすことに。ここは普通に個室とかで寝て泊まることも出来るんですが、一泊1万円くらいするので、大部屋にみんな一緒になって寝るスペースが安く、そこで寝る事に。入館料2600円を払って、お風呂に入って、おしりをチョロっと若い兄ちゃんに触られてビックリしつつ、もう眠かったので寝床を探そうと7階建ての建物を上へ下へとうろちょろしていたんですが、土曜日の深夜ということもあり、いっぱい人がすでに寝ていてもう寝るところがなく、かといってあんまりうろちょろしてると精力バリバリっぽいオッちゃんとか、タイプじゃない兄ちゃんに抱きつかれたり触られたりするので、困り果てたあげく廊下で寝る事に。人生初めての、廊下で就寝。友達とちっちゃい即席マットレスに団子になるようにして。26になって何してるんだろ、僕。しかも廊下が明るくてなかなか寝れないけど、がんばってなんとか寝ようとしてるときに痴漢してくるヤツがいて超迷惑。よそでやれっ!
朝10時くらいにそこを出て、少し寝不足のままに帰宅しました。2丁目を満喫したとは言えないけど、廊下で寝たのは貴重な経験です。廊下で床を共にした友達とはもう、一生の友ですな。