Sunday, July 09, 2006

タイ人の宝くじへの執着

 彼が宝くじを買って来た。ただ2ケタの数字だけで[45]と誰かの手書きで書いてある。なんで45なの?って聞いたら「数字を口に出さないで!」と怒られた。なにやら沢山の人にこの数字を教えたり、口に出したりすると運が下がって当選しないらしい。実はお父さんの友達が亡くなった年齢だそうなんだけど、彼は「まだお父さんとお母さんと亡くなった友達の身内しかこの数字しらないからラッキーナンバーだよ!」って息巻いている。タイではパチンコや競艇や(公式の)カジノってのがなくて、公にできる賭け事が宝くじくらいで、だからみんな宝くじに熱中するんだそう。学校の先生も、良い数字を夢でみたりしたら昼食代浮かせても宝くじ買うんだそう。みんな、必死。簡易イスとくじの木箱を抱えた売り子さんが(たいてい中年のおじさんかおばさん)スーパーの入り口近くとか、道ばたにひょんと現れてはみんなにくじを売っている。

 宝くじの抽選は毎月1日と月の中頃の2回行われて、2ケタ3ケタ4ケタ〜と言った具合に抽選が進んでいく。彼はテレビに見入って結果を固唾をのんで待っていたんだけど、結果は。。。65。「まぁこんなもんさ」とあまり気にしない素振りを出してたけど「65歳で亡くなってたら当たってたのにね」とやっぱり当たってほしかった様子。当たったら20バーツが5000バーツになってたからね〜

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