タイ人にお金を貸すの巻
1ヶ月くらい前、彼が新しい仕事が見つかったけれど、その会社で働くにはデポジット(預け金)6万バーツ(約18万円)をあらかじめ会社に払わなければいけないらしく、それまで学生だった彼は当然そんな金を自分で払える訳もなく、かといって親から借りると言っても、今喧嘩していて少し疎遠になっているから借りれないそうで、彼なりに悩みになやんだ挙げ句、同じバンコクに住む伯母さんにお金を借りる事にしたそうです。でもデポジットの支払い期限前日に、その伯母さんから彼の携帯に連絡が入り、「ごめん、今4万バーツしか貸せないのよ。」と言われ面食らった様子の彼。困っている彼の様子を見ていたら、普段は超ケチな僕も腰を上げなきゃな、と思い、残りの預け金2万バーツを僕のポケットマネーから出すことに。。。
タイ人含め日本人の友達ましてや恋人にも、こんなにもお金を貸したのは初めてで、タイ人は金を貸しても返ってこないという定説があるらしく(?)、僕も次のクレジット決済にその返してもらえるはずの金を当てようと思ったので、「絶対来月◯◯日までには返してや。」と念を押し、彼も毎度のごとく僕に口うるさく言われるのがイヤだったのか、早く話をつけたいかのように、「その日までに父親に金借りてでも返すから心配しないで。」と言ったので2万バーツを貸しました。
そして約1ヶ月が経ち、その期限が翌日に迫ったある日、彼から貸した金のことを全く話す気配がこれまでなかったので、こっちから話してかけてみると、「あ?なんのこと?」みたいな感じでキョトンと僕のほうを見ている。まさか、、、と嫌な予感は当たり、「ごめん、今はお金がないから明日には返せない。忙しくて親にも聞けなかった。」と少しあたりの悪そうな顔でそう言う。「忙しいだと?!テレビとかインターネットとかしてる時間あったら聞けるやろ!!」と心の中でヒステリーになりつつも、やっぱり親から借りるのは言い出しにくいだろうなという思いと、こちらとしてももう新たな喧嘩の火種は生みたくないので、「じゃあ次の給料でたら、その日に返してや。」と言って、ムッツリ顔のまま僕はシャワーを浴びに行きました。少しは大人になったのかな、僕。
ここ一ヶ月の彼とのやりとり、そして友達からの話を総合してみると、どうやらタイ人との約束は約束じゃないようです。日本よりはビジネスの面では契約社会だというのに、一個人のあいだの約束はすぐに変更できるものだと思っています。例えば、1週間前に会う約束をしていても、その約束の当日、しかも約束の時間少し前に電話が来て、「ごめ〜ん。今日は母親と出かけないと行けないから今度会おうね。」などというドタキャンは決して珍しくないです。これをやられたタイ人も当然その時は怒るものの、その日のうちには機嫌が直って、次の日にはドタキャンした本人と遊んでいることが多い。
サバーイサバーイ!(悲)
2 comments:
そうねぇ、やっぱりタイ人の金銭感覚は、日本人とは違うと思います。
イオンクレジットが、タイに進出して頑張っていますが、なかなか、日本人からみたいに簡単にお金を回収できず、とても苦労していると聞いています。
ちなみに、ぼくのカレは、近々タウンハウスを購入するので、銀行にローンの申込をしています。ただ、彼と話をしていると、銀行がいくら貸してくれるか、という話ばかりで、返済のことは少しも話題に出ないんですよねぇ・・・。
ちゃんと、毎月の給料の範囲内で返済できるんだろうなぁ(怒)と、ちょっと心配しています。
金銭感覚と言えば、ご飯を食べに行って会計を払ってくれようとしてくれるときとかに、タイ人の懐の大きさを感じますよね。(変な例ですみません。。。)
僕の彼は人生設計というのがあるのかないのか、コロコロ言う事が変わるので、ローンの返済とかも途中で、「少し援助してくれる?」とか言い出してきそう。お互いタイ彼に振り回されないようにしたいですね!(笑)
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